「おぅ。河井か。どうした?」
「これからクラブ活動なの?」
「そうだけど?」

河井はポケットから一つの袋を取り出す。

「これ友達と作ったんだ。良かったら食べてよ」

狩野が袋を開けるとクッキーが入っていた。
その中の一つを食べる。

「…ん。美味いよ。ありがとう」
「本当?やったね。じゃぁ、クラブ活動頑張ってね!」

河井はそう言うと学園に戻っていった。

「にしても本当に美味いな…」

狩野はクッキーを食べながら南門に向かう。