嘘で隠された現実(リアル)

朱月から隠すように持った鞄は、後ろめたさの証。

朱月に嘘を付いたことへの後ろめたさから、私は誤魔化すように鞄を隠していた。


それでも、一緒に居たかった。

一緒に居たいから、必死になって、その口実を探した。


嘘の口実を付いた私は、最低なのかもしれない。


「でも、仕方がないじゃない…」

私は、朱月に聞こえないほどの音量で、そう呟いていた。


一緒に居るためには、どうしても口実が必要だった。

たとえ嘘でも、それが必要だった。


そう‥私達の関係では、必要なのだ。


一緒に居るためには、何か理由が…。