嘘で隠された現実(リアル)

「宝、お前まさか…」


「星さんが来てたことは言ってませんよ。当たり前でしょう?俺は命知らずじゃないですからね。それより、あと2分ですから」


どうやら行ってしまったようだ。

それを黒雨さんも感じたのか、彼は安心したように表情を和ませた。


「お店に来たときも、そのヒカルって名前聞きましたけど、バイトの子ですか?」


「ああ。玉は星ちゃんのことが好きでな、星ちゃんのこととなると‥恐ろしい」


「黒雨さんにそんな顔させるくらいだから、よっぽどですね」


「ああ」

黒雨さんは、疲れたようにため息を付いた。