これは、風もなく良く晴れた、そんなある1日から始まる物語。






















?『ねぇ、何してるの?』


??『見てわからない?』


?『……なんで道の真ん中で寝てるのさ?』


??『おいおい、それを聞くにはまだ早いぞ、坊主。』


?『(坊主?)じゃあ、聞かない。』


??『なんか青春って感じがするだろ?』


?『あっ、結局言うんだ。』


??『てかさ、君、誰?』


?『桂 雷(カツラ ライ)です。』


??『そっか、鬘君かぁ。』


桂『桂ですけど。』


??『それで鬘君は何してるの?』


桂『桂ですけど。僕はあそこにある高校の入学式を受けに行く所だよ。』


??『あっ、俺もあの高校の生徒。』


桂『“マジ”ンガーZ?』


??『(マジンガーZ?)うん、マジ。』


桂『名前は?』


??『スプリット・S・ベンジャミンです。』


桂『まさかのハーフ?』


S『いや、純血日本人。』


桂『……君の親の顔が見たくなった、そんな1日。』


S『こんな顔です。』


桂『君常時写真装備?』


S『いや、中国語わかんないから。』


桂『日本語です。』