翌日、二人は電話した



「昨日の流星、
 
 すごく綺麗だった!」


「…ごめん…、オレ…」


「大丈夫!
 …今度は、二人で見ようね」



「三十三年に一度だよ?

 人生に何個三十三年があるんだろう…」



涼はすごく後悔した



「大丈夫!悲しまないで!

 涼がいれば、


 何年待ってもいい」





涼は黙った


返す言葉が、
見つからなかった




有希は、
静かに涙を流した