また明日。



「あー!!最悪…」
夕飯を食べていた時、あたしは誤って箸を滑らせた。
その拍子にカレーが服にこびり付いたのだ。
「ぷぷっ……。バーカ」
弟の英太がからかう目で見てくる。
「うるさい」
あたしは、フキンで必死に汚れたところを拭いた。
「これで拭きなさい」
母が真っ白のフキンを差し出した。 
あたしは受け取り、また必死に拭き始めた。
「明日から夏休みだよなぁ、何しよっかな」
英太がカレンダーを見つめながら言う。
「そうねぇ。あら、…2人とも、通知表を出しなさい」
……やば、あたしめっちゃ成績下がったし。
なんて言い訳しようかな…。
“最近眠気がひどくて勉強に身が入らなかった…”とか?
ダメだよなぁ…。
「樹理。早く持ってきなさい」
英太はすでに部屋に取りに行っていた。
「はーい」