キミのとなり

毎日電車に
揺られること30分。


高校近くの駅に着くと
沢山の高校生で
溢れかえっていた。


また今日も居た。


日に透ける
茶色い髪の毛。

白い肌。

華奢な身体。

大きな瞳。


なんて可愛いんだろう。


――そう。
僕は恋をしてしまった。


名前も知らない
女の子に―――――