大学から帰る途中、

まだあの子ども達の
籠目の唄が聞こえる。



相変わらず囲いの中には
鬼はいない。

いい加減可哀相に
なってきたので、
俺は子ども達に
ちゃんとしたルールというか
遊び方を教えてやることにした。