籠目 籠目

ちょうどエレベーターが来た。

飛び乗る俺。

しかし、それは間違いだった。

このマンションは
エレベーターに鏡があるのを
忘れていた。

由美は俺のとこまで
後一歩のところ。

悲鳴をあげながら
急いでエレベーターから降り、叫びながら階段を下っていく。

山田「あいつなんかの
びょーきか………?。
鏡恐怖症とか………。」