翌朝、4人は、

元段ボール肉まんの店舗が

あった近くに来ていた。

ナツとレイヤの手前、

大丈夫そうにしているが、

ヨースケとミキは、

歩くのもやっと状態だった。

「とりあえず、

 俺とナッちゃんで待ってみるよ」

「オレとレイヤもすぐ近くにいるから、

 ムリすんなよ」

ミキはそう言いながら、

小型のスタンガンをヨースケに渡した。

小型といっても電圧を上げているらしく、

電池増設部分がビニテで

巻かれているあたりが、

ミキの持ち物らしいところだ。