「ところで俺は

 どれくらい気を失ってたんだ?」

「3日だよ。

 もう戻ってこないかと思ったよ」

ミキはいつもの調子に戻ってニヤけた。

「ァタシは、信じてましたから」

ナツは営業スマイルに近い、

ニッコリした表情になる。

ヨースケはナツがまた

手を握ってくれたことで、

まだ夢の中にいるような気がしていた……。