それから、なかなか帰してくれない恭平に付き合い、結局恭平の家を出たのは夜の10時だった。
『─で、なんでお前がいんだよ』
家まで送ってもらう車の中。
運転席には智章さん。
助手席に葵。
そして、隣に恭平がいた。
「いいじゃん。
だって、ちーちゃんいなくなったら俺1人なんだぜ?」
『やっぱ寂しがりなんじゃん。(てかメイドが居るだろ!)』
「……あ!!」
『なに?』
俺の言葉に黙ったと思ったら、いきなり声を上げた恭平に驚いた。
「俺明日から迎えに行くわ!!」
『はっ?』
「ちーちゃんいいよな?」
って勝手に話し進めてるし。
「大丈夫ですよ?」
運転している智章さんは快くOKしてくれた。
でも本音言うと、明日からどうなるのか心配だった。
騎馬は兄貴と一緒に出るし、葵はきっと運転できない。
そうなると、タクシーかバスか、運転手を雇うか…もしくは歩き…
葵と歩きなんて、最も避けたいパターンナンバー1だな。
俺は智章さんの言葉を聞き、『お世話になります』と返事をした。
─────…
「じゃあな!」
窓から手を振る恭平に軽く手を上げ、智章さんに礼を言った。
『今日はありがとうございました』
「いえ、また明日」
『─で、なんでお前がいんだよ』
家まで送ってもらう車の中。
運転席には智章さん。
助手席に葵。
そして、隣に恭平がいた。
「いいじゃん。
だって、ちーちゃんいなくなったら俺1人なんだぜ?」
『やっぱ寂しがりなんじゃん。(てかメイドが居るだろ!)』
「……あ!!」
『なに?』
俺の言葉に黙ったと思ったら、いきなり声を上げた恭平に驚いた。
「俺明日から迎えに行くわ!!」
『はっ?』
「ちーちゃんいいよな?」
って勝手に話し進めてるし。
「大丈夫ですよ?」
運転している智章さんは快くOKしてくれた。
でも本音言うと、明日からどうなるのか心配だった。
騎馬は兄貴と一緒に出るし、葵はきっと運転できない。
そうなると、タクシーかバスか、運転手を雇うか…もしくは歩き…
葵と歩きなんて、最も避けたいパターンナンバー1だな。
俺は智章さんの言葉を聞き、『お世話になります』と返事をした。
─────…
「じゃあな!」
窓から手を振る恭平に軽く手を上げ、智章さんに礼を言った。
『今日はありがとうございました』
「いえ、また明日」