僕の執事


「あーもう慣れた。
それに意外と楽しいし
自分じゃない自分演じるの。本当の俺知ってんのは、ちーちゃんと陸だけていいかなって。
あ、あと高城ちゃんね!」


名前を呼ばれ振り向いた葵が、俺達の方を見た。
それに、微笑みを返す恭平は学校とは違う顔をしてた。


『一つ聞いていい?』


「なに?」


『智章さんがついて何年?』


「確か…俺が4~5歳くらいからだから、大体10~11年くらい?詳しくは、ちーちゃんに聞いて?」


『長いな。一緒にいて好きになったりしない?』


「ん?、好きだよ。
でも、その好きは愛とか恋って言うより、陸が言った"友達であり.親友であり.親であり.家族"の好きかな?」


『ややこしいな。』


「でも、伝わったろ?」


『まあ…。』


─その後、恭平の家で無理矢理夕食をご馳走になった。
智章さんに多めに作ったから、食べていってほしいと言われ、断るに断れず、葵とご馳走になった。
何年ぶりに葵と一緒にご飯食べるんだろ?
向かい合わせに座り、黙って食べる俺の横で、恭平は「美味い」だの「さすが」だのと智章さんに誉め言葉を投げてた。