僕の執事


「陸の執事って付いて何年?」


『5日、くらいかな?』


「はあ!? 5日?」


『前の執事の方が長かったから』


「そうなんだ…」


『うん。』


出されたコーラを飲んでると、リビングの扉が開いた。


「おかえり!」


恭平は智章さんの姿を見て、ヒラヒラと手を振った。
よっぽど好きなんだな。
そして、その後ろに少し緊張気味の葵が見えた。


「高城ちゃんって下の名前なんていうの?」


『ん?あおい。』


「へぇー、かわいい名前だね」


『だな。』


「好きなの?」


『誰を?』


「高城ちゃん。」


『…わかんねぇ。
アイツに対する気持ちも、なんでお前にこんな事話してんのかも。』


「なんでって…そりゃ友達だからだにきまってんじゃん!!」


『ともだち…』


「そっ、友達!!」


サラッと言う恭平の言葉に、少し心が熱くなった。
あの日以来、誰かと深く関わるのを止めて以来、俺の側にはいつも騎馬がしかいなかった。
騎馬にしか心を許してなかった。
だから、初めて友達って呼べる奴に出逢えた気がした。


『お前さ、疲れない?』


「何が?」


『学校で明るく振る舞うの?』