僕の執事

駐車場─
家までは恭平の車で送ってもらうことになった。
運転席には智章さんが。
助手席には葵が座り、後部座席の右に俺が左に恭平が乗った。


家までは葵が案内するだろうし、わからなかったら俺に聞くだろうから。
走り始めた車の窓から外を眺めてると、学校を出てすぐに「なあ」と恭平が話しかけてきた。


『ん?』


「家、来る?」


『はっ?』


初対面でいきなり家来いって…


『なんで?』


「暇だから。
なんか用事とかあんの?」


普通そっちが先だろ…


『別にないけど…』


「じゃあ決まり!
智章よろしく!!」


「かしこまりました。」


智章さんはバックミラー越しに、ごめんなさいと目で謝ってきた。
それに小さく会釈し、視線を窓に戻した。
そして、車はそのまま恭平の家へと向かった。