僕の執事

なんて言いながら恭平は、自分の執事に手を振ってた。


「今日の授業はいかがでしたか?」


恭平の執事が丁寧に聞く。
ちょっと騎馬に似てるかも…そんな事を思ってると、今度は葵が聞いてきた。


「初めての授業いかがでしたか?」


『ん、普通。』


「そうですか。」


『そっちは、慣れそうか?』


「はい、智章さんに色々と親切にしていただいて、他の執事さんにも色々教えて頂きました。」


『そっか。』


そんな会話をしていると、また恭平がジッと俺を見てきた。


『…なに?』


「お前らの会話変だよな。」


そりゃそうだ。
突然消えた幼なじみが執事になって戻ってきたんだ。
すらすら会話出来てたら俺だって苦労しねぇよ。


「なんか、昔の俺に似てる…」


『…お前さ』


「恭平でいいって!!」


『うざいって言われるだろ。』


「うん、言われる。
最近は言われなくなったけど。みんな慣れたのかな?」


確かに毎日一緒にいれば慣れそう。
心の中でブツブツ呟いてると、真剣な顔で名前を呼ばれた。


「一ノ瀬…─」


『なに?』


「…下の名前何だっけ?」


『……はあ?!』