「はい。では、簡単にご挨拶を。」
何も伝えなくても、何をすべきか分かってる騎馬が話し始めると、校長が騎馬を見上げた。
「私は、一ノ瀬 陸にお仕えしておりました、執事の騎馬と申します。
現在は、訳あって兄の一ノ瀬直樹様にお仕えしております。」
丁寧に分かりやすく説明する騎馬は、隣にいる葵の事も紹介した。
「そして、こちらは現在一ノ瀬 陸の執事であります、高城でごさいます。以後お見知りおきを。」
最後に一礼する騎馬を背に、俺は誇らしかった。
『騎馬は付き添いです。高城がまだ不慣れなので。』
最後に俺の言葉を聞いて、校長は頷き納得してた。
単純だな…。
─その後、担任の先生を紹介され、色々な説明を受けた。
授業は普通教科以外にも、色々ある事。
経済学ってなにすんの?
執事は授業中教室には入れない事。
「それから、成績がいいか悪いかで、この学校を辞めてもらう場合がまれにあるから頭の片隅にその事を覚えておくように。」
『厳しいですね。』
「成績が低いという事は、無能という事だからな。まあ、君もがんばりたまえ!」
笑顔で言うか普通…
「あ、そろそろ授業が始まる頃だな。
では、僕はこの辺で失礼します。」
先生は校長に頭を下げ、校長室を出ていった。


