『なんだこれ…』
部屋に戻ると、騎馬の言った通り制服が用意されてた。
でも、その制服はこれから行く学校と同じくらい変だった。
『これ、どうみても制服じゃねえだろ?』
白シャツに、ネクタイを締め、紺のチェック模様のズボンを履いたまでは良かった。
高校らしい普通の制服。
でも、やっぱこれは納得出来ない。なんで…
『なんで、ポンチョなんだ?』
しかも、黒。
そして、かっこいい…
さらに言うと、ネクタイいらなくね?
丈の長いポンチョを、左の首元に3つ等間隔で並らんだ、紋章入りのボタンに被せ上げボタンホールに掛けた。
『…一つ緩めても大丈夫かな?』
まあ、注意されたら直せば良いだけだし。
一番目のボタンを外すと、少し緩くなったポンチョの着心地は悪くないんだけど、やっぱ制服じゃ…それに、着ないと気づい位置に内ポケットがある。
「どうでした?」
そう言って騎馬が入って来た。
『なあ、なんでポンチョなの?』
「直樹さんの時も、ポンチョでしたよ?
形や色は今と違いましたが、陸は似合いますね。」
ニッコリ笑う騎馬に言われると、不思議と大丈夫な気がしてくる。
「それと、朝食の準備が整いました。」


