僕の執事

顔を洗い終え、タオルを探してると後ろからタオルを差し出された。


「おはようございます。」


『ん?……騎馬!?
兄貴と一緒じゃなんじゃ…』


「今日は、陸の元に行くよう言われました。
久しぶりですね。」


『久しぶりって、2日会ってないだけじゃん…
来るとは聞いてたけど、直接学校に来るんだと思ってた。』


「僕が居なかったら、どうやって学校へ行かれるのですか?」


なんて憎まれ口をたたく騎馬は全然変わってなかった。
燕尾服着てる以外はなにも…まあ、二日で変わられても困るけど。


「あれから葵さんと仲直りされましたか?」


『まだ。少し話したけど、昔みたいには戻れないよ。』


「喋れただけでも進歩です。」


洗面台に寄りかかり、そんな話をした。


『…着替えるか。
騎馬、制服は?』


「お部屋にご用意してあります。」


『そう?じゃあ着替えてくるわ。』


「あ、驚かれぬよう。」


イタズラな笑みを浮かべる騎馬は、「朝食の準備をしてまいります。」と言って洗面所から出ていった。


『…なんか、嫌な予感する』


クリップを外し、前髪を下ろすと、寝癖のついた髪を整え部屋に戻った。