僕の執事

その後、何度仕掛けても交わされてしまい
仕舞には騎馬自らゴールに投げ入れゲームを終わらせた。


『強すぎだろ…』


両膝に手を付き、荒い息を整えてると、顎を伝って汗が数滴コートにシミを作った。


『お前、ちょっとは手加減しろよ!』


涼しい顔で歩いてくる騎馬を見て、ちょっとイラッとした。
このイライラは、自分に対して。
悔しいのもあるし、負けたくないと思う気持ちもある。
でも、かなわない相手だと知っててもう1ゲーム仕掛ける程バカじゃない。


『はあ…』


「帰りましょうか?」


息が整って来た頃、騎馬にそう言われ、何も言わずに頷いた。