僕の執事


「はい。 執事学校コースを受ける教室の前を通った時、キラキラしてみえたんです。
みんな楽しそうに、でも真剣に勉強してました。
それからは早かったです。
すぐ執事学校に受験先を変更して、先生も驚いてました。」


思い出して笑う騎馬を見てると、どれだけ輝いて見えたのかがよくわかる。


『で、すぐ受かったの?』


「一度落ちました。
ちょっとしたミスをしてしまって…。
でも、2回目でちゃんと受かりました。」


『そうなんだ。
で、それを経て俺の執事に選ばれたってわけか』


「はい。色んな方からオファーがあったんですが、お父様の話を聞いて、即決でした。」


『…なんか自慢はいってね?』


「そうですか?」


笑いながら、ボールを取りに行くと1on1を仕掛けてきた。


「僕からボールを奪って見て下さい!?」


ニヤリと笑う騎馬は、トンッ…トンッ…とボールを弾ませ俺を挑発した。


『んだよ急に』


そう呟きながらも、ボール目掛け走った。
 ボールに触れようとした瞬間、サラリと交わされ危うく転けそうになった。
さすがバスケ部だっただけあって動きが早い。