僕の執事

その問いに来る途中に訳を話した。と答えた騎馬に、またクスッと笑って俺と騎馬にソファーに座るように促した。


「陸こちらにお掛けください。」


『…ん…』


どうにも神田が気になって後ろを振り向きながら歩いてたら、少し乱暴に座らされた。
 神田がマリアさんに何を言われたのかは興味ないけど、去り際、唇を噛み締め悔しそうな顔で部屋を出ていくのが見えた。
─パタンと扉が閉められ、振り向いたマリアさんは僕達に笑顔を向け、騎馬にも座るように言った。


「はい。」


マリアさんの一言で、ソファーの後ろに立ってた騎馬が俺の隣に座った。
 俺の言うことには背くくせに、マリアさんに言われるとすんなり言うこと聞くんだな。
心の中でそう呟き、感心してた。


「騎馬に聞いてると思うけど、高城葵は今ここにいます。 なぜかご存知?」


まるで問題を出すように、俺達に背を向け、コーヒーを淹れながら聞いてきたマリアさんに、理由はわからないと言った。


「でしょうね。」


その短い返事に、アナタにはずっと分からないわそう言われた気がした。
マリアさんは、三人分のコーヒーを銀色のトレーに乗せ、俺と騎馬の前に置いた。