僕の執事

学校なんか行ってなにすんだろ?侵入?!って騎馬がするわけねぇか。
 ─しばらくして窓の外に懐かしい景色が見えた。
たった数週間で懐かしいと思ってしまう事に驚いたけど、少し悲しくもなった。


『なあ、こんな所でなにすんの?』


バックミラー越しに、騎馬に訊ねると、変わらぬ笑顔で「秘密です。」と言われた。
 秘密って…やっぱ学校に忍び込むんじゃ…。
不覚にも、ワクワクしてる自分を抑え、騎馬の行動をジッと見てた。
またしばらくして車が止まり、エンジンを止めた騎馬が車から降りたのを見て、俺も降りた。


「行きましょうか?」


『どこに?!』


なにも言わず歩き出す騎馬聞くと「コートです。」と返ってきた。


『コート?バスケでもすんのか?』


「はい。」


『はいって…マジでバスケすんの?』


「はい。これでも、選手だったんですよ?
執事学校に入る前までですが。」


『へえ~』


今日は初めて聞くことばっかだな…。
そんな事を思いながら、案の定学校に忍び込んだ。


『見つかってもしんねぇからな。』


トンッ トンッ─
バスケボールを弾ませ、遠くにあるゴール目掛けボールを投げた。