『どうした?』
「いえ」
さっきからなぜか落ち込んでる騎馬があまりにも可哀想で、買い終わってからにしようと思ったけど、さりげなくネタバラシをした。
『あれ、騎馬に似合うと思うか?』
「えっ?」
『だから、騎馬に似合うかって聞いたの!』
「似合うと…思います。」
僕にだったんですか?
なんて言う騎馬の顔は、驚いてだけど、嬉しそうだった。
『誰にだと思ってたんだよ?』
「いえ、あのありがとうございます。」
─ネクタイを買い終わり、店の外に出ると急に暇になった。
この先のプランは考えてない。
『どうする? どっか行きたい場所とかある?』
とりあえず騎馬に聞く。
陸が行きたい場所に付いて行きます。
そんな答えが返って来るんだと思ってたから、期待もしてなかった。
「そうですね…では、陸の学校に行きましょう!!」
『はあ? なにいってんの?』
少しテンパる俺に「最後ですから。」と笑顔で言われ、最後と言われたら、それは聞くしかないよな。
仕方なく俺は、つい先日まで通ってた中学校に行く事にした。
駅から中学までは、遠いため、また騎馬の運転で向かった。


