僕の執事


「ああ、うん。」


マスクに隠れた恭平の顔が曇った。
隠すことが出来ない目の動きだけでも、どんな表情をしてるのかはなんとなくだけど分かる。


『お前のせいじゃないから。』


俺の言葉に、なにか言いたそうな顔を向ける恭平に、話を聞いてた騎馬がいきなり騎馬が話に入ってきた。


「僕がお話ししたんです、襲われた事。」


『どうして?』


「事情を知っておいででしたので。」


その答えに何度か頷いた。
てか、気にし過ぎだろ!


『俺が襲われたのは、恭平のせいじゃねぇよ。
あいつら、俺の事毎日待ち伏せしてたらしいし。』


俺の言葉に、やっと顔を上げた恭平に笑いながら話した。


『騎馬には話したっけ?』


「いえ、初耳です。」


『そうだっけ?
アイツ、俺に殴られたのずっと根に持ってたらしくてさ、あの公園で俺が通り掛かるの待ってたんだって、殴りながら言ってた。』


「言ってたって…だからって黙って殴られんなよ!!」


『黙って殴られる分けねえだろ! なんの為に口が付いてっと思ってんだよ』


「なんの為って…食べるため?」


頭上にクエスチョンマークを浮かべた騎馬と、天然なのかボケなのか分からないほど真剣な顔の恭平が俺を見た。