僕の執事


『2日間ずっと?』


「はい。 陸が倒れた時は本当に驚きました。
何かを呟いたあと、フッと椅子から消えたんです。 倒れた陸を抱きかかえた時、すごい熱が出ていて…葵さんに秋山医師に連絡をしてもらい、陸を部屋に連れてきたんです。」


『じゃあ、これも騎馬が?』


いつの間にかグレーのスエット変わってる服を見せると、コクリと頷いた。


「運んですぐ、着替えさせました。
秋山医師は大層驚いていらっしゃいました。」


『そりゃ、怪我人が同じ日に倒れた。なんて聞いたら誰だって驚くだろ…』


まだ少し痛む体を気遣うように、ゆっくり息を吐くとハハっと笑った。


「あまり無理はなさらないでください。」


布団を首元まで上げられ、少し苦しい…


「診察の結果、ただの風邪だったんですけど、薬を飲ませるにも目を覚まさないので、しばらく様子を見ることにしたんです。
一時目を覚ましたんですが、葵さんの名前を呼び名から再び眠りについてしまったので…」


『そっか…』


じゃあ、あれだけは夢じゃ無かったんだ…。


「そういえば、お友達がお見舞いにいらっしゃいましたよ?」


『誰?』