『うっ…』
鈍い痛みに顔が歪む。
「なんだよ、やり返して来いよ!」
挑発するように、口元を緩めニンマリ笑うシュンの挑発に、拳の代わりに言葉を返した。
『ダチに見捨てられたか? だろうな、お前みたいに自分勝手な態度とる奴と一緒に居たいと思わねえもん。』
嘲笑い、シュンの目を真っ直ぐ見据えた。
「お前に何が分かんだよっ!!」
怒鳴りながら、思い切り振り上げた拳は、俺の左頬を直撃した。
『っ…分かるかよ。
ダチに見捨てられた奴の気持ちなんか。』
「…ぅるせえんだよ!! さっきからダチダチって。そんなに友達ゴッコが楽しいのかよ!!」
『ああ、楽しいね?
お前らみたいに、弱い奴捕まえて笑いながら殴るより、よっぽど楽しい。
…お前、寂しい奴だな。』
「黙れ…」
『聞こえねーよ。
お前が、恭平にしたこと。俺許さねえから。
たとえアイツが許したとしても、俺は許さねえ。
アイツは、殴られるよりも痛い傷を一生抱えて生きてくんだ。
お前には一生掛かっても分かんねえ痛みをな。』
「うるせえつってんだろ!!お前自分の立場分かって言ってんのかよ?」


