深いため息と共に椅子にもたれかかると、ぼんやりと和臣が居なくなった席を眺めた。
「─一ノ瀬様、言い忘れておりました。
今日は来てくださり、ありがとうございました。
お気をつけてお帰りください。」
突然、耳元で帰ったはずの和臣の声がし、心臓が止まるかと思うほど驚いた。
柔らかくもどこかトゲがある和臣の言葉に、小さく頷いた。
─しばらくその場で時間を潰し、お代わりしたコーヒーがなくなった頃、カフェを出た。
いつの間にか雪が止み、足跡だらけの歩道を歩きながら、白い息を吐き出した夜空には、白い雲の間だから北斗七星が光って見えた。
『そうだ。』
ポケットからケータイを出し、恭平に【今から帰るから】とだけメールを送った。
ブブブ… ブブブ…─
メールを送って5分と経たない内に、バイブが振動しケータイを開くと─
『電話?』
てっきりメールだと思ってた俺は、不思議に思いながらも電話に出た。
『はい。』
《今から帰るって?》
『うん。』
電話に出る前に見た時刻は、6時を回ってた。
「─一ノ瀬様、言い忘れておりました。
今日は来てくださり、ありがとうございました。
お気をつけてお帰りください。」
突然、耳元で帰ったはずの和臣の声がし、心臓が止まるかと思うほど驚いた。
柔らかくもどこかトゲがある和臣の言葉に、小さく頷いた。
─しばらくその場で時間を潰し、お代わりしたコーヒーがなくなった頃、カフェを出た。
いつの間にか雪が止み、足跡だらけの歩道を歩きながら、白い息を吐き出した夜空には、白い雲の間だから北斗七星が光って見えた。
『そうだ。』
ポケットからケータイを出し、恭平に【今から帰るから】とだけメールを送った。
ブブブ… ブブブ…─
メールを送って5分と経たない内に、バイブが振動しケータイを開くと─
『電話?』
てっきりメールだと思ってた俺は、不思議に思いながらも電話に出た。
『はい。』
《今から帰るって?》
『うん。』
電話に出る前に見た時刻は、6時を回ってた。


