僕の執事

机にカバンを乗せ、隣でボーっとしてる恭平に挨拶すると、騎馬に気づいたのか姿勢を正した。


「おはよう…ございます」


高城ちゃんは?そう聞こえてきそうな恭平に『葵は今日用事があって来れないから、代理で騎馬が昼まで。』


「昼まで?」


『ん、昼頃学校に来るみたいだから。』


「そう…」


緊張してる恭平は、騎馬が気になるらしい。
その様子を見ながら、椅子に腰掛け教室内をコッソリ見渡した。
名波が来てたら、執事も居るはず。そう思って見て見たけど、まだ来た様子は無かった。


『泉は? 騎馬紹介しときたいんだけど。』


「翔太? どこいったんだろ?俺が来たときは居たんだけど。」


今度は恭平が教室内を見渡した。


「成瀬と一緒かな?」


「─そろそろ授業が始まる頃ですね。」


「えっ!?」


騎馬の呟きに恭平がピクッと跳ねた。
そして騎馬の予言通り、予鈴が鳴った。


『さすが。』


「では、またのちほど参りますので、しっかり勉強なさって下さいね。」


一礼し、教室を出ていく騎馬の後ろ姿が少し心配になり、教室を出るまで眺めた。


「お前の執事何者?」


『えぇ?』