寮や中庭、食堂。どこを見ても、お金が掛けられてるのは一目瞭然で。
それでも、何十とある教室だけは至って普通で…
それでもゆっくり見たことが無く、2人が戻って来そうな気配もないし、たまにはいいよな。
くらいの気持ちで出口に向かって歩いてると、さっきから葵の姿がないことに気がついた。
いなくなってもあまり支障はないけど、居なきゃ居ないで心配になる。
用事がある時は、一言伝えてから行くだろうから、まだ廊下に居んのかな?半信半疑のまま廊下に出ると、ひとりの執事と話をしてる最中だった。
何を話してるのかよく聞こえないけど、楽しそうな雰囲気なのは遠くにいても分かった。
俺は、声を掛けることも、その場を離れる事も出来ず、まるで起きたまま金縛りに合ったような気分に陥っていた。
─それからしばらくして、向かいの執事と目が合った。
誰の執事なのか、名前も知らないその執事は、話を続けながら俺の目を真っ直ぐ見つめニヤリと笑った。
ピクリと眉が動いた。
金縛りが解けたように急に体が軽くなる。
執事から目を逸らし、クルッと体を反転させ一歩踏み出した瞬間、教室から名波が出てきた。
それでも、何十とある教室だけは至って普通で…
それでもゆっくり見たことが無く、2人が戻って来そうな気配もないし、たまにはいいよな。
くらいの気持ちで出口に向かって歩いてると、さっきから葵の姿がないことに気がついた。
いなくなってもあまり支障はないけど、居なきゃ居ないで心配になる。
用事がある時は、一言伝えてから行くだろうから、まだ廊下に居んのかな?半信半疑のまま廊下に出ると、ひとりの執事と話をしてる最中だった。
何を話してるのかよく聞こえないけど、楽しそうな雰囲気なのは遠くにいても分かった。
俺は、声を掛けることも、その場を離れる事も出来ず、まるで起きたまま金縛りに合ったような気分に陥っていた。
─それからしばらくして、向かいの執事と目が合った。
誰の執事なのか、名前も知らないその執事は、話を続けながら俺の目を真っ直ぐ見つめニヤリと笑った。
ピクリと眉が動いた。
金縛りが解けたように急に体が軽くなる。
執事から目を逸らし、クルッと体を反転させ一歩踏み出した瞬間、教室から名波が出てきた。


