「学校には慣れましたか?」
『ああ…うん。
勉強はちょっと難しいけど、楽しいよ』
「そうですか。」
『うん、さっきもダチと流星群見てきた。
言いたいこと言い合って、たくさん笑った
あ、願い事もしてきた!』
カップの中のミルクティに似た色を眺め、思い出し笑いをしながら騎馬に会わなかった分の出来事を話した。
騎馬は頷き時々ツッコミながら、笑顔で俺の話を聞いてくれた。
「そうですか。」
『さっきからそればっかりだな。』
カップから顔を上げ言うと「そうですか?」
『って、また』
「おかしいですね…」
『そうですか?』
所々騎馬だって思ってはいても、やっぱり"変わった"の方が大きかった。俺がふざけて騎馬の言動真似てみても、服装から立ち振る舞い、話し方まで変わってるのは確かで。
さっきから見え隠れする騎馬の言動に、どこかホッとしてる自分もいた。