僕の執事

友達ごっこしてたあの頃と…友達なんていなくても平気だった頃の自分と、何一つ変わんない。
ガキのまんまだ…。


『俺達、言葉にしねえと分かんねぇ事ばっかだな?』


「それほど、言い出せなかった事があるって事なのかも。」


苦笑しながら泉が言った。


『恭平に声掛けられなかったら今ここに俺はいなくて、泉に会わなければ、こうやって夜抜け出して本音ぶつけ合うこともなかった。
だからさ、オリオンなんだよ俺達。』


「…なにそれ?」


それまで真剣に話を聞いてた恭平が、眉間にしわを寄せ聞き返してきた。


『オリオンってさ、ミツ星だろ?
一つでもかけたら、オリオンじゃないのと同じで、1人でもかけたら俺達じゃないって意味?』


「なる程!! うん、確かに」


『恭平にもわかりやすいだろ?』


合図ちをうつ泉に、同意を求めるよう訊ねると、泉が答える前に言った恭平の「バカにしすぎだから」に2人腹を抱えて笑った。
くだらねえ事で笑って、泣いて、悔しいんで。
それぞれ思うことは別々でも、一緒に悩んでバカ騒ぎして。
色んな感情出し合って、こうやって時々星空見上げて、解んねえ問題の答え教えあって。


これが友情って奴なのかな?