『…確かに恭平の言う通りかも。 アイツが来てからすべてが変わった。学校も、友達も、執事もみんな。
確かに俺はワガママだと思う。でも、人間そんな簡単に物事受け止めらんねぇよ』
「そういう意味じゃなくてさ…なんかごめん。」
困り顔の恭平が滲んで見えた。
『謝んなよ。辛い事ばっかじゃなかったし。
俺さ、お前らに会うまで、友達って呼べる奴らいなかったんだ。
ただ連んで、学校でたら後はバイバイみたいな?
だから、こうやって出かけたり、夜遅くまで騒いだりダチの家に上がったり?って全てが新鮮で楽しんだよね!』
恭平は俺の話を黙って聞いてた。
『俺、ちょっと恭平達に甘え過ぎてたのかもな…お前なら、受け入れてくれるんじゃないかって、めんどくさいって笑いながら、俺の話真剣に聞いてくれてさ、辛い思いさせてんの見て見ぬ振りして…恭平は何してもずっと友達で居てくれる。
なんて勝手に思いこんで…笑っちゃうよな』
フッと笑い、涙が出ないように空を見上げ、ゆっくり息を吐いた。
空気を吸い込む度、肺が冷たくなる気がした。
「─それさ、ワガママじゃなくね?」
『えっ?』


