メェ~─
少し高い声が俺と葵を出迎えた。
ヤギとヒツジが一緒にされ、色んな所から声がする。
「子ヒツジもいますよ!!」
『うん。』
笑顔で俺を見る葵は、今日一番の笑顔を見せた。
でも俺は、ヒツジを見た時から違う事を考えてた。
執事がヒツジを見てる。
その光景がどうにも不思議で、くだらなくて、つられて笑う振りをして誤魔化した。
騎馬に言ったら、笑うかな?
─そしてこの後、連続してかわいい系の動物を見た。
偶然にも最初に見たライオンのメスが子供を産んだらしく、運良く見ることが出来た。
『なあ、なんで最初にライオンから見たの?』
ライオンの赤ちゃんを見ながら、そう訊ねると、当然だと言いたげな顔で、「後に見るこの子達がよりかわいく見えるからです!!」
『…それだけ?』
「はい! 好きな物は後に見ないと!!」
言ってる事はなんとなくわかったけど、サラッとそんな事を言ってのける葵が、あの頃と変わってない姿を見せてくれたことが嬉しかった。
そして、また願ってしまう。このまま時間が止まればいいのに…と。
だって、日が暮れたら、もう今の葵には会えない…まるで、おとぎ話に出てくる──
少し高い声が俺と葵を出迎えた。
ヤギとヒツジが一緒にされ、色んな所から声がする。
「子ヒツジもいますよ!!」
『うん。』
笑顔で俺を見る葵は、今日一番の笑顔を見せた。
でも俺は、ヒツジを見た時から違う事を考えてた。
執事がヒツジを見てる。
その光景がどうにも不思議で、くだらなくて、つられて笑う振りをして誤魔化した。
騎馬に言ったら、笑うかな?
─そしてこの後、連続してかわいい系の動物を見た。
偶然にも最初に見たライオンのメスが子供を産んだらしく、運良く見ることが出来た。
『なあ、なんで最初にライオンから見たの?』
ライオンの赤ちゃんを見ながら、そう訊ねると、当然だと言いたげな顔で、「後に見るこの子達がよりかわいく見えるからです!!」
『…それだけ?』
「はい! 好きな物は後に見ないと!!」
言ってる事はなんとなくわかったけど、サラッとそんな事を言ってのける葵が、あの頃と変わってない姿を見せてくれたことが嬉しかった。
そして、また願ってしまう。このまま時間が止まればいいのに…と。
だって、日が暮れたら、もう今の葵には会えない…まるで、おとぎ話に出てくる──


