しばらく悩んだ末、葵はある動物を指し示した。
『ゾウ?』
「はい!」
さっきから、かわいい系の動物に触れないのは何で? そんな事を思い折り畳んだパンフレットをポケットに入れ、ようやくライオンの檻から離れた。
『本当にゾウでいいのか?』
「はい!」
キッパリ返事をする葵は、ゾウのいる場所へ向かう間にすれ違う他の動物には目もくれず黙々と歩いた。
パオォーン─
ゾウに近づくにつれ聞こえてくる鳴き声に、葵の足が速くなった。
よっぽど見たかったんだな…
葵の後ろを追いながら、小さく笑みを浮かべた。
「わあ…っ!!」
チビッコに混ざりゾウを眺める葵は、チビッコ以上に笑顔だった。
ピコンッ─…ケータイを動画モードにし、少し早めに録画ボタンを押し葵に近づいた。
『楽しい?』
「はい!!」
ゾウを見ながら返事をする横顔に、カメラを向けた。
『何でゾウなの?』
「リンゴ食べるから。」
その返答に吹き出しそうになり、慌てて口を抑えた。
『なるほど』
「今日はもう食べちゃったのかな?」
『昼頃来たら、見れんじゃね?』
「…うん」
『ゾウ?』
「はい!」
さっきから、かわいい系の動物に触れないのは何で? そんな事を思い折り畳んだパンフレットをポケットに入れ、ようやくライオンの檻から離れた。
『本当にゾウでいいのか?』
「はい!」
キッパリ返事をする葵は、ゾウのいる場所へ向かう間にすれ違う他の動物には目もくれず黙々と歩いた。
パオォーン─
ゾウに近づくにつれ聞こえてくる鳴き声に、葵の足が速くなった。
よっぽど見たかったんだな…
葵の後ろを追いながら、小さく笑みを浮かべた。
「わあ…っ!!」
チビッコに混ざりゾウを眺める葵は、チビッコ以上に笑顔だった。
ピコンッ─…ケータイを動画モードにし、少し早めに録画ボタンを押し葵に近づいた。
『楽しい?』
「はい!!」
ゾウを見ながら返事をする横顔に、カメラを向けた。
『何でゾウなの?』
「リンゴ食べるから。」
その返答に吹き出しそうになり、慌てて口を抑えた。
『なるほど』
「今日はもう食べちゃったのかな?」
『昼頃来たら、見れんじゃね?』
「…うん」


