僕の執事


「おせーよ!」


『悪い』


歩き始めた泉、成瀬、篠宮、名波の後ろを少し間をあけ恭平と並んで着いていく。
 戻った時から、なんか言いたそうにしてた恭平が少ししてから、誰にも聞こえないほど小さな声で「お疲れ!」と言った。


「そろそろ帰るか?」


『俺はずっと帰りたかったけど…』


その言葉を聞いて恭平は笑った。
その後、泉の元へ駆け寄り、何かを伝え戻ってきた恭平に、何話してたの?の言葉を言うよりも先に、「南に電話するって!」と教えてくれた。


『そう。』


「あ、この後クリスマスパーティーしない?陸の家で。」


『なんで俺の家なんだよ!』


一気に不機嫌になった俺に、「ダメか…」と呟いた。
当たり前だろ。
なんも準備してねぇのに、いきなりパーティーなんて。
しかも、声デカいし。


『無理だな。』


しょぼくれる恭平にとどめの一声を掛けると、ポケットに入れてたケータイを取り出し、【新着メール一件】の表示を無視し、メモ帳を開いた。


〔車に戻ったら、葵に聞いて見るから、それまでしょぼくれてろ!!〕
それを、俯く恭平に見せた。


「…陸~!!!!」