『はあ…』
ため息を吐きながら、遊園地の前で車を降りた。
泉が執事に何かを伝えてるのが見えたけど、そんな事すら気にならない程、俺のテンションは低かった。
─キャーーッ!!!!
ジェットコースターから聞こえる悲鳴が、園内の外にまで漏れ聞こえる。
「待ち合わせ場所どこ?」
隣にいた恭平が泉に訊ねる声に、どうでもいい…と心で呟く。
横でふてくされてる俺は、まさに不機嫌の塊だった。
そんな俺に気にも止めず、2人は話を進めてた。
「あ、いた?」
恭平の言葉に、顔を上げ見ると、私服姿の女子3人が俺達に手を振ってた。
近づく泉と恭平の後ろを、黙って歩く。
「来たくなかったのは分かるけど、もう少し笑えよ?」
俺の隣に下がった恭平にそう言われ、ニィーと口だけで笑うと、肩をポンと叩き泉の隣に戻っていった。
『なんだよ、笑えって言うから笑ったのに。
楽しくないのに笑えっかよ…』
ボソッと呟く声も、前の二人には届かないらしい。
「待った?」なんてお決まりの台詞を吐く泉に、女子3人は笑顔で首を振った。
きっと俺がカツサンド食った分、ロスしてんだな。小さく苦笑すると、行くぞと声が掛かった。


