「なあ、一つ聞いていいかな?」
『ん?』
黙って流星雨が降り注ぐ夜空を眺めてると、恭平が話しだした。
それでも目は、夜空に向けられたままだった。
「2人はさ、なんで俺と一緒に居んの?」
『なんだよ急に…』
「いや、なんかふと思ってさ。
俺、無理やり明るく振る舞う癖があるらしくてさ…2人が知ってる通りイジメに合ってただろ?」
「うん…」
「未だに怖いんだよね…。いつまたイジメられるかわかんないじゃん!?
今こうやって話ししてる2人も、俺がイジメられたらイジメる側に回んのかな~?って
…そんなはず無いって分かってんだけど、考え出したら止まんなくてさ…」
言葉を詰まらせる恭平の言うことを、黙って聞いてた。
イジメの記憶が薄れても傷は治ることはない。
それは俺には一生分かってやることができない感情。
『考えすぎなんだよ。』
気づいたら、喋ってた。
『なんでお前の側にいるか?そんな事知るかよ。
お前だから一緒にいんだろ?イジメられたらなんて考えてっから、ずっとピエロのまんまなんだよ。』
「ピエロ…?」
恭平の声が少し震えてた。


