僕の執事


「あっ!」


右隣でおとなしく星空を見てた恭平が、突然声を上げた。


『なに?』


「いまなんか流れた…」


「流星か。そろそろくるな。」


恭平の隣で、メガネを直しながら言う泉に、1つ質問を投げかけた。


『なあ、泉っていつから星に興味持ったの?』


「いつからって聞かれると困るけど、小さい頃から空眺めるのが好きでさ。
子供だったから早く寝なくちゃいけなくて、昼間の空しか見た事がなかったんだ。ある日、寝たふりしてみんなが寝静まった頃を見計らってそーっと家を抜け出してみたんだ。」


『まじかよ!!』


「うん、そん時に見た夜空が忘れられなくて…
この世界にこんなにキレイな物が存在するんだ…って考えたらなんかワクワクしてきてさ。
それからかな?まあ、その後すぐ南に見つかって、めちゃくちゃ怒られながら部屋に連れ戻された記憶があるから、未だに夜家を開ける時は、南も一緒なんだけど。」


表情は見えないけど、声だけで感動したんだなって事が伝わって来て、なんとなくだけど分かる気がした。


『でも、意外。』


「そうか?」