僕の執事


『お前はガキだな?』


恭平の頭に手を置き、そのまま泉の後を追った。─それから20分、真っ暗な夜道がコンクリートから砂利に変わるまで永遠と歩かされた。


『どこまで行くんだよ…』


だんだん暑くなってきて、羽織ってたポンチョを脱いだ。


「あと少し。草が分かれてる場所通ったら、すぐだから。」


『…なあ、ここに何があんだよ?』


「行けば分かるって!」


さっきから同じ質問を繰り返してるけど、一向に着く気配がない…。
静かでいいけど、好んで来るような場所じゃないことは確か──…


「なんもねぇー…」


あれから、泉に言われた通り、草が分かれた場所に入ってすぐに目的の場所だと告げられ、恭平が不満げな声を出した。


『確かに』


あるのは草だけ。
それも綺麗に手入れされてる。


「さて、南。」


「かしこまりました」


泉が執事に何かを告げると、南が俺達に持ってきたブランケットを手渡した。


『なにすんの?』


手渡されたブランケットから泉に視線を移し、訊ねると「今日さ、14日じゃん」と意味深な言葉を言われた。


『「……?」』


俺と恭平は顔を見合わせた。