僕の執事

泉は軽く言うけど、俺はなんとなく嫌だった。
クリスマスだからって訳じゃないけど、好きでもない奴と一緒に過ごしたって楽しくもないし。


「条件付ければ?」


それまで黙ってた恭平がいきなり喋り出した。


『条件?』



「そっ!執事付きなら行ってもいいぜって。」


『なんか、それ意味なくね?』


「なんで?大勢の方が楽しいと思うけど。」


『…そうだけど』


真顔で答える恭平に苦笑し、どうしたら誰にも邪魔されず葵と過ごせるのかを考えてた。


「なあ、どうすんだよ。
早く決めねえと、執事戻って来るぞ?」


『ん…』


泉の投げやりな言葉に短い返事をし、再び考え始めた。
執事付きで、なんて言ったら絶対なんかあるって思うよな…。
でも、断るには好都合か!!


『なあ、やっぱ俺も行かないとダメなのかな?』


「ダメなのかな?って言われても…」


困った顔で俺を見る2人に『だよな…』とため息を漏らした。


「…流星群の日にち、変更する?」


『え?』


「こぐま座流星群は24日~26まで見れるから。
早い方がいいなら14日に双子座α流星群がみれるけど。」


『それを早く言え!!』