僕の執事

恭平からくる返事には、毎回沢山の絵文字が使われてた。
【じゃあ、いつもの時間に迎えに行くわ】と、何故か最後に赤いハートの絵文字が付けられてた。しかも3つ…
そのメールに、少し意地悪な返信を返した。
【分かった。
あんまり絵文字使うな。
読みずらい あ、乙男くんだから仕方ねえか!笑】
パタンとケータイ閉じると、ポンチョではなく、ズボンのポケットに入れた。


─リビングに戻ると、テーブルの上にはすでに朝食の用意がされ、兄貴の食器類は片付けられてた。


『…ちょっと多くね?』


椅子の背もたれに手を付き、並べられた食事を眺め言うと、新聞を読んでた兄貴が「お前なら大丈夫だろ!」と笑いながら答えた。


『作りすぎ…』


「張り切り過ぎてしまいました。」


『あはは…』


騎馬の困惑顔に苦笑し、イスに腰を下ろすと、ポケットに入ってたケータイを取り出した。


「行儀悪いぞ!」


『え?、うん。
今日学校だから、バイブにしとかないと。』