僕の執事

新事実発覚って、パパラッチの報道じゃねぇんだから…でも、一応乗っかる。


『どんな新事実?』


「高城ちゃん執事手帳持っててさ…─」


『執事手帳?』


「そう! 入学したら貰えるらしいよ?
それでさ、その手帳に執事の掟ってのが書いてあって。
智章と執事騎馬の言ってた【恋愛禁止】はあったんだけど…陸が聞いた事は書いて無かった。」


『そっか。まあ騎馬が居たのは10年以上前しな』


「あ、でも陸が言ってた辞めなきゃいけないってやつ?ちーちゃんに聞いたら知ってた!」


『ああ、前の掟?』


「そう! でもやっぱ変わってくんだな。」


1人頷く恭平。


『変わってくんだな。って話し終わらせようとしてっけどさ、肝心な部分聞いてねぇんだけど。』


「えっ? まだだった?」


本気で言ってるのか、ワザと言ってるのか、はたまた天然なのか…。
時々本気で悩む。


『お前ん中で消化すんなよ! まだ恋愛禁止事項、ちゃんと聞いてねぇし』


「そうだっけ?」


『……。』


恭平の返事に言葉を失い、ため息を漏らした俺をみて「ごめん」と呟き、続きを話し始めた。