僕の執事

横になりながら、布団を掛ける騎馬にそんな事を言ったら、真顔で「あまり話すと咳がでます。」と言われ、笑みがこぼれた。


『はい はい。』


お粥を乗せたおぼんを持つ 騎馬の後ろ姿を眺めながら、やっぱあの制服は好きじゃねえな…って思った。


『ケホッ、ケホッ…』


軽い咳をしながら、ボーっと天井を見つめてると、コンコンッとノックが聞こえた。


『はい。』


返事をしながらドアを見る。


「陸、今大丈夫?」


『…大丈夫だけど。』


ドアから顔だけ出し、なぜか小声で話す恭平は、足早に俺の元に来ると「俺、苦手だわ…執事騎馬。」と呟いた。


『なんだよいきなり』


さっきと同じように、ベッドの下であぐらを掻く恭平に寝返りを打ち、理由を聞いた。


「さっきまで高城ちゃんに執事の掟の事聞いててさ、ちょうど聞き終わったくらいかな?執事騎馬が来て…」


『ちょっといい?』


「なに?」


話を止めると、恭平の癖なのか、ずーっと気になってる事を聞いた。


『なんで最初に執事がつくの?』


「えっ?」


『騎馬でよくね?
執事付けなくても分かるから。』


「あ、うん…。」