『なんだアイツ』
「いいお友達ですね。」
『ちょっと変わってるけどな。』
「そうなんですか?」
『ん。素直過ぎるから、すぐ騙されるし』
キスされた事は言わなかった。
言う必要もないし。
言った所でどうなるって訳でもないし。
「お薬はちゃんと飲みました?」
『飲んだ。(昨日だけど…。)』
「今朝は何か食べましたか?」
『いや、寝てたし、お腹すいてなかったから。』
「そうですか。」
久々会って質問攻めかよ…
「では、ちゃんと食べれますね。」
そう言って渡された茶碗には、小さな山が出来てた。
『こんなに食べれるわけねぇだろ!』
「大丈夫です!」
『なにがだよ…』
その自信はどっからくんだよ…食べんのは俺なんだぞ?
「残さず食べて下さいね?」
笑顔でそんなことをサラッと言う騎馬を見て、兄貴にどんな風に接してるのかがすげー気になってきた。
残さず食べて下さいねって…無理だろ。
俺、これでも病人なんだぞ?
『はぁ…いただきます。』
「どうぞ?」
騎馬に見守られながら、少しずつお粥を食べ、1ヶ月の間に合った出来事を交互に報告した。


