僕の執事


「あと、執事騎馬に風邪引いたこと伝えたって。」


『なんで?!』


「知るかよ!」


確かにそうだ、でもなんで騎馬?まあ、親父や母さんに伝えた所で、心配して来ないのは知ってるけど…


『…来んのかな?』


「俺会ってみたいな~
陸が信頼してる執事騎馬!!」


『会ってどうすんの?』


「どうもしないけどさ、なんか気になるじゃん?!」


『…あ、プリクラならある』


「まじかよ!」


『俺の執事卒業する日に撮った、最初で最後の写真。カッコイいだろ?』


携帯を開き、待ち受けを恭平に見せた。
二人並んでピースしてるプリクラ。
 騎馬の待ち受けはどうか知んないけど、俺は変える事なくずっとこの画像を待ち受けにしてる。
騎馬が俺の執事だって忘れない為に。


「確かに…智章より出来そうな執事。」


穴が空きそうな程待ち受けを眺め、ぼそりとそんな事を呟いた。


『実際会ったら、恭平なんも喋れなくなると思う。』


「なんで?」


『騎馬、勘と洞察力それから観察力がハンパねえから。
気をつけた方がいいぞ?まあ、会う機会があればの話だけど。』


「……。」