僕の執事

だんだん騎馬に似てきたな…


『じゃあ…』


「お食べになりますか?!」


『口移しで。』


「起きてください。」


『流した』


「冗談が言える元気がおありでしたら、食べれますよね?」


半分本気だったんだけど…体を起こし、葵からお粥をもらうとゆっくり食べた。
飲み込む瞬間がキツい…
冷めかけのお粥を、チビチビ食べてる姿をジーッと見られると、なんとなく気まずい。


「味、大丈夫ですか?」


『ん。大丈夫』


って言ったけど、正直わかんねぇ。
梅干しがすっぱいのは分かるんだけど…でも、このくらいの方が逆に食べやすくて良いかも。
─しばらく食べ、半分残して手を止めた。
もう無理…


「もういいんですか?」


『うん、あんま食欲ないから。』


「あ、寝る前にお薬飲んでください!!」


『薬…飲まなきゃだめ?』


「ダメです。良くなりませんよ?」


葵がずっと側にいるなら、別にこのままでもいいんだけど…。
なんて言ったらまた怒られそうだな。


『はぁ…わかったよ』


風邪薬と水をもらい、なんとか飲み込むと再び横になった。