僕の執事


「…行くんだろ?、だったら早く行こうぜ?寒くなってきた。」


『うん…ごめんな、気い使わして』


歩き始めた恭平の背中に向かってそう言ったら、笑いなが「いいって!」と言った。


『話せる日が来たら、ちゃんと説明すっから。』


「おう。 期待しないで待ってるわ」


─…2人が待ってる車に戻ったら、二人揃って「遅かったですね」と見事なハモリに、恭平と二人顔を見合わせ笑った。
その時チラッと見えた葵の顔は、驚きと喜びが混ざったなんとも言えない顔をしてた。
 智章さんに家まで送ってもらい、恭平とはまた明日と別れ家に入った。


『んー…はぁ』


大きく伸びをし、リビングを覗いた後、部屋に向かった。
騎馬はまだ帰ってないのか…なんか今日は、いろいろありすぎていつもより疲れた…。
風呂にも入らず、ご飯も食べずにスウェットに着替えると、すべてを葵に託し眠りについた。



《「ちぃちゃん!」


またこの夢だ…


『葵…』


「どうしたの?そんな顔して」


『別に。』


「変なの。
じゃあ、また明日ね!」


明日なんかないくせに。


『おう、また明日…。』