てか、見てたんだ…。
ずっと俯いてたから、見てないもんだと思ってた。
『強くねぇよ…あれは防衛術ってやつ?
騎馬に教わったんだ。
俺に何が合っても大丈夫なようにって。
俺は、騎馬に構ってもらえるのが嬉しくて、遊びのつもりでやってたんだけど、役に立つときってあんだな。』
「陸は、騎馬って執事が好きなんだな。」
『ん。ずっと一緒にいたから…』
その言葉の後に、沈黙が続いた。
見下ろす恭平の手には、涙が小さな水たまりを作ってた。
泣くなら思い切り泣けばいいのに。
迷惑掛けないようにしてんのかもしんねぇけど、逆にそっちが迷惑だ。
俺に気なかんか使ってほしくない…。
って言えない俺も、恭平に気使ってんだろうな。
「…陸、ごめんな。」
『なにが?』
「俺お前に迷惑掛けてばっかで…」
『迷惑? 掛けられたつもりないけど…強いて言うなら、その女々しい泣き方止めてくんね?』
「…声に出して泣いたら、ちーちゃん来るじゃん。」
『あ、そっか。 じゃあ、ハンカチでも噛んで泣けば?』
「ふっ 無理だろ
ハンカチないし。」
『…そろそろ行くか。』
「お前いつもいきなり過ぎなんだよ!!」
ずっと俯いてたから、見てないもんだと思ってた。
『強くねぇよ…あれは防衛術ってやつ?
騎馬に教わったんだ。
俺に何が合っても大丈夫なようにって。
俺は、騎馬に構ってもらえるのが嬉しくて、遊びのつもりでやってたんだけど、役に立つときってあんだな。』
「陸は、騎馬って執事が好きなんだな。」
『ん。ずっと一緒にいたから…』
その言葉の後に、沈黙が続いた。
見下ろす恭平の手には、涙が小さな水たまりを作ってた。
泣くなら思い切り泣けばいいのに。
迷惑掛けないようにしてんのかもしんねぇけど、逆にそっちが迷惑だ。
俺に気なかんか使ってほしくない…。
って言えない俺も、恭平に気使ってんだろうな。
「…陸、ごめんな。」
『なにが?』
「俺お前に迷惑掛けてばっかで…」
『迷惑? 掛けられたつもりないけど…強いて言うなら、その女々しい泣き方止めてくんね?』
「…声に出して泣いたら、ちーちゃん来るじゃん。」
『あ、そっか。 じゃあ、ハンカチでも噛んで泣けば?』
「ふっ 無理だろ
ハンカチないし。」
『…そろそろ行くか。』
「お前いつもいきなり過ぎなんだよ!!」


