「へー、いいじゃない」
「…そう思う?」
「うん、どうせ明日まででしょ?」
「そうなんだけど…」
「マネージャー!その手があったか!」
なかなかやるなあ、
とリカは私の肩を叩く。
「い、痛いって」
「いーんじゃないの?マネージャーなんて運動しないしさ」
「まあたしかに…」
それはそうなんだけど…
どうせ何かしら入らなくちゃだし…
「まあまあ、そう深く考えずに」
「うーん、」
「魚月テーピングとか出来るしさ。役に立つと思うよ?」
「同じこと言われた。」
「ほう!紺野くんやるね!」
「………」
リカおばさんみたい。
でもそんなこと言ったら
絶対に怒られるしやめておこ…
「ほら!どうする?」
「うん…まあやってみようかな…」
「だね!それがいいよ」
なんか私、
リカの言う通りにしてるけど
ほんとに大丈夫なのかな…
放課後が少し怖くなった。